君は月白の空を見たか

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君は月白の空を見たか

<超おすすめミステリー!> 「氷菓」で有名の古典部シリーズを紹介 

僕はミステリーが好きなのですが、その中でも最も大好きな古典部シリーズを紹介していきます。

今回は軽いあらすじ紹介していきます。

詳しい感想はここでは書ききれないので別途の記事で書きたいと思います。

 

 

 

 

 

古典部シリーズとは

ひょんな理由で神山高校の古典部に入部することになった折木奉太郎(今シリーズの主人公)。

彼は省エネ主義をモットーにする少し変わった高校生だった。

時を同じくして、古典部に入部した千反田えるにより奉太郎は日常に潜む謎を解明することに。

 

 

 

ミステリー作品としての質が高いのはもちろん、青春小説としても大変楽しめます。

最初はえるに対してぶっきらぼうな感じを出していた奉太郎ですが、シリーズが深まるごとに奉太郎とえるの関係も大きく変化していきます。

それが本当にたまらないです。

不器用ながらも少しづつえるに対して歩み寄る奉太郎の姿にキュンとします。

 

 

 

 シリーズ紹介

 

出版順にあらすじとともに軽く紹介していきます。

 

 

氷菓

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出典:KADOKAWA 公式サイトより

 

記念すべきシリーズ第一弾目。

このタイトルの「氷菓」はアニメ化した際にメインタイトルとして使われています。

 

あらすじ

何事にも積極的に関わらないことをモットーとする奉太郎は、高校入学と同時に、姉の命令で古典部に入部させられる。さらに、そこで出会った好奇心少女・えるの一言で、彼女の伯父が関わったという三十三年前の事件の真相を推理することになり——。

出典:KADOKAWA 公式サイトより

 

千反田えるの伯父は神山高校のOBだが、神山高校を卒業することなく退学している。

何があって退学になったかは、伯父はえるに告げぬまま消息をたった。

謎があると全て解き明かしたくなるえるは、どうして伯父は学校を辞めたのか、伯父の身に何が起きたのか知りたくて仕方がない。

そんな時白羽の矢が立ったのが、同じ古典部に身を置く折木奉太郎である。

 

 

 

愚者のエンドロール

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出典:KADOKAWA 公式サイトより

シリーズ第二作目です。

個人的にはこの作品が一番好きです。

 

 

あらすじ

古典部のメンバーが先輩から見せられた自主制作映画は、廃屋の密室で起きたショッキングな殺人シーンで途切れていた。犯人は? その方法は? 結末探しに乗り出したメンバーが辿り着いた、映像に隠された真意とは――。

出典:KADOKAWA 公式サイトより

 

クラスでミステリ-映画を作るという話になり、自主映画を制作中に脚本を担当している生徒が倒れてしまい映画の犯人が誰であるか描かれないまま撮影は止まってしまった。

その犯人がだれであるか当ててほしいという依頼が古典部に届く。

未完成のまま終わったこの映画の犯人を特定できるか?というのがこの話の主題です。

 

 

クドリャフカの順番

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出典:KADOKAWA 公式サイトより

 

 

シリーズ第三作目。

 

あらすじ

一大イベント、神山高校文化祭! 賑わう校内で奇妙な連続盗難事件が発生する。犯人が盗んだものは碁石、タロットカード、水鉄砲――。事件を解決して古典部知名度を上げようと盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は謎解きを開始する。

出典:KADOKAWA 公式サイトより

 

今回は文化祭が舞台に巻き起こる謎を解決していきます。

この作品で特徴的なのは、今まで作中の視点が奉太郎のものだけでしたが、今作では奉太郎だけではなく、古典部の面々の視点で物語が進んでいきます。

これにより、新鮮な気持ちで読むことができるのでとても面白いと思います。

 遠回りする雛

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出典:KADOKAWA 公式サイトより

 シリーズ第四作目。

この作品はシリーズ初の短編集です。

 

あらすじ

奉太郎はえるの頼みで、地元の祭事「生き雛まつり」へ参加するが、事前連絡の手違いで、祭りの開催が危ぶまれる事態に。えるの機転で祭事は無事に執り行われたが、その「手違い」が気になるえるは、奉太郎とともに真相を推理する――。

出典:KADOKAWA 公式サイトより

 

 

この作品は短編集になっているのですが、作品一つ一つがミステリとしても完成度が高いのはもちろん青春度も高いです。

 

「短編集だから読まなくていいかぁ」と考えてる人もいるでしょうが、この作品はぜひ読んでほしいです。

 

何故かというと、この作品は奉太郎とえるの距離が大きく近づくからです。詳細は書いてしまうとネタバレになってしまうので書きませんがキュンキュンしたい人は特におすすめです。

 

 

ふたりの距離の概算

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出典:KADOKAWA 公式サイトより

 

 シリーズ第五作目にあたります。

 

 

あらすじ

 春を迎え、古典部に新入生・大日向友子が仮入部することに。だが彼女は本入部直前、謎の言葉とともに、入部はしないと告げてきた。えるとの会話が原因だということに納得ができない奉太郎は、マラソン大会を走りながら、新入生の心変わりを推理する――!

出典:KADOKAWA 公式サイトより

 

 

高校生活も一年経ち二年生になった古典部の面々。

そんな古典部にとうとう新しい部員が入部することに、、、

しかし、その新入部員は謎の言葉は残し入部しないと告げて退部していった。

 

どうして新入部員は急に古典部を辞めようと思ったのかを解いていくのが今作のメインとなるところです。

 

 

 

いまさら翼といわれても

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出典:KADOKAWA 公式サイトより

 シリーズ第六作目で、こちらが現在最新作となっています。

シリーズ二作目の短編集となっています。

 

 

あらすじ

神山市が主催する合唱祭の本番前、ソロパートを任されている千反田えるが行方不明になった。夏休み前のえるの様子、摩耶花と里志の調査、課題曲、ある人物がついた嘘――奉太郎が導き出し、ひとりで向かったえるの居場所は。 そして、彼女の真意とは?(表題作)

 出典:KADOKAWA 公式サイトより

 

 

今作は奉太郎が中学生のころに起きた事件や、普段は優等生でありはつらつとしているえるですが今作では違う側面をみることができます。

 

シリーズ通しても重要な作品となっています。

 

 

 

 

古典部シリーズの読む順番

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出典:氷菓公式アニメサイト

 

 読む順番としては基本的には出版順でいいと思います。

 

氷菓」→「愚者のエンドロール」→「クドリャフカの順番」→「遠回りする雛→「ふたりの距離の概算」→「いまさら翼といわれても」の順番となりますね。

 

 

 

 まとめ

古典部シリーズは本当に青春とミステリが素晴らしくマッチしててとても面白いです。

小説が苦手という方は古典部シリーズはアニメ化もされているのでそちらから見ていただくのも全然よいかと思います。

 

次回作が待ちきれない!それまで読む本がない!という方は古典部シリーズの作者である米澤穂信さんの他の作品も読んでみてください。

他のどの作品も古典部シリーズに負けず劣らずの名作揃いです。

 

ちなみに古典部シリーズと似た感じのものを読みたい方は小市民シリーズなどが良いかと思います。

 

今回はこんなところで終わります。

 

以上です。